結論:まず自分がどの場合かを決める
Amazonの納品書で困る場面は、大きく3つに分かれます。どれに当たるかで、確認する場所が変わります。
先に要点を述べます。Amazon公式ヘルプによると、通常のアカウントでは、Amazon.co.jpが販売する商品に、一部を除き納品書は同梱されません。ビジネスアカウントの注文なら、Amazon.co.jpが販売する商品には一部を除き納品書が同梱され、注文履歴から納品書を印刷できます(商品の発送日から90日間表示されます)。
納品書が入っていなくても、パッケージの請求書は注文履歴から印刷できます。ギフトで金額を見せたくない場合は、注文時にギフト設定を選べば、納品書に価格は表記されません。
| あなたの場合 | 最初にやること |
|---|---|
| 箱に納品書が入っていない | 注文履歴の「請求書を表示する」から請求書を印刷する |
| ギフトなので金額を見せたくない | 注文手続きでギフト設定を選ぶ(納品書に価格が表記されない) |
| 経理提出用に紙が欲しい | 請求書を印刷する。納品書そのものが要るならビジネスアカウントの注文履歴から印刷する |
表示名や場所は変更されることがあるため、最終的にはAmazonのヘルプで確認してください。
「納品書を入れないでほしい」「同封しないでほしい」という理由は、人によって違います。贈り物で金額を見られたくない、紙ごみを減らしたい、個人情報の載った紙を箱に入れたくない、などです。理由によって取れる手段が変わるので、次の節から場合ごとに見ていきます。
納品書が入っていないとき(場合1)
納品書が箱に入っていなくても、不良ではありません。Amazon公式ヘルプ「納品書について」では、Amazon.co.jpが販売する商品には、一部の商品を除き納品書が同梱されない、とされています。
入っていない理由は、主に次のとおりです。
- Amazon.co.jpが販売する商品で、通常のアカウントの注文だった
- 発送個数が1つだった(梱包の廃棄物を減らすため、納品書は同梱されません)
- 出品者が販売しAmazonが発送する商品だった。この場合は納品書ではなく出荷明細書が同梱されます
出荷明細書は、納品書の代わりに入る書類です。出品者が販売しAmazonが発送する商品で見かけます。
納品書が同梱されていない場合、パッケージの請求書を印刷できます。公式ヘルプの手順は次のとおりです。
- 注文履歴を開く
- 日付範囲を選び、該当の注文を見つける
- 「請求書を表示する」を選ぶ
- 「このページを記録用に印刷する」を選ぶ(ブラウザの印刷でも可)
なお、返品に納品書は不要です。納品書がなくても返品はできます。
同じ注文が複数の箱に分かれて届くこともあります。届いた箱すべてを確認してください。出品者が販売・発送した商品は、出品者に連絡が必要になることもあります。
ギフトで同封したくないとき(場合2)
ギフトとして贈る場合、購入金額が相手に見えるのは避けたいものです。答えは「同封を止める」より「ギフト設定にする」です。
Amazon公式ヘルプ「ギフト注文」では、Amazon.co.jpまたは特定の出品者から出荷される商品は、ギフトとして発送するよう依頼できるとされています。ギフト設定をすると、次のようになります。
- 納品書は同梱されるが、納品書に価格は表記されない(贈り主を受取人に知らせるために同梱される)
- ギフトメッセージが納品書に印刷される。納品書には、お届け先として入力した名前と住所が載る
- ギフト包装を追加できる(サイズや形状によっては包装できず、メッセージだけ入れられる場合がある)
つまり、金額を見せたくないだけなら、注文手続きでギフト設定を選べば足ります。
気をつけたいのは、差出人の名前の扱いです。公式ヘルプでは、次の場合に配送ラベルと納品書の印字が変わると案内されています。
- 支払い方法がコンビニ・ATM・インターネットバンキング・電子マネー払い・携帯決済、または全額をAmazonギフトカードやAmazonポイントで払う場合: 贈り主ではなく、受取人の氏名が印字される
- クレジットカードで全額または一部を払う場合、出品者が販売・発送する商品の場合: 差出人欄に、注文時の請求先や登録済みの名前が印字される場合がある(お届け先が海外のときを除く)
なお、注文の履歴には自分のアカウントから金額が見えます。贈る相手とアカウントを共有している場合は、その点も考えておくと安心です。
ギフト以外で「入れないでほしい」と思ったとき
ギフトではなく、自宅用の注文で納品書を入れないでほしい場合もあります。たとえば、紙を減らしたい、受け取った箱をそのまま保管したい、家族に金額を知られたくない、といったケースです。
この場合も、まず注文手続きの画面や、アカウントの設定にそれらしい項目があるかを確認します。ただし、出品者が販売・発送する商品などで同封を止められるかどうかは、公式ヘルプでは確認できていません。項目が見つからないときは、Amazonのヘルプで「納品書」「同封」などの語で検索するか、カスタマーサービスに希望を伝えてみてください。
また、出品者発送の商品は、出品者ごとに梱包のルールが違います。出品者に連絡できる場合は、注文後なるべく早く、納品書を同封しない希望を伝える方法もあります。対応してもらえるかは出品者次第で、発送後は間に合わないこともあります。
どうしても手元に残したくない場合は、届いた後に納品書だけを処分する方法が現実的です。経理で必要になりうる場合は、処分する前に、注文履歴の請求書を印刷できることを確認してからにしてください。
経理用に紙が欲しいとき(場合3)
経理に出す書類が必要なときは、箱に入っている紙を待つより、画面から印刷できる書類を使うほうが確実です。入り口は注文履歴です。使える書類は、アカウントの種類で変わります。
通常のアカウントの場合
納品書は原則入らないため、請求書を印刷します。手順は場合1と同じです。
- 注文履歴を開き、日付範囲を選ぶ
- 該当の注文の「請求書を表示する」を選ぶ
- 「このページを記録用に印刷する」またはブラウザの印刷で印刷・保存する
- 必要な項目(日付、金額、宛名など)が載っているか見る
なお、保証書の販売店名・購入日の記入は省略されています。修理などで必要なときは、請求書を購入証明として使えます。
ビジネスアカウントの場合
ビジネスアカウントでは、過去の注文の納品書を表示できます。納品書には、注文・発送・配送先住所の情報が載ります。公式ヘルプの手順は次のとおりです。
- 注文履歴を開く
- 検索バーに発注番号または注文番号を入力する
- 「納品書を印刷する」を選ぶ
注意点は2つあります。
- 注文履歴の納品書は、商品の発送日から90日間表示されます。期限が切れる前に保存してください
- 1つの注文が複数の発送に分かれたときは、注文履歴で正しく表示されないことがあります。その場合は「配送状況と受領記録」を開き、注文番号で検索して該当の注文を選び、納品書セクションで「注文内容を表示」を選びます
ビジネスアカウントでも、納品書の同梱は商品の売り手で変わります。Amazon.co.jpが販売する商品は一部を除き同梱され、出品者が販売しAmazonが発送する商品は出荷明細書が同梱されます。出品者が販売・発送する商品は、納品書が同梱されない場合があります(同梱されていても発注番号が載らない場合があります)。
「納品書」「領収書」「請求書」は、それぞれ役割が違います。納品書は商品を納めた記録、領収書は支払った証明という位置づけです。経理や税理士がどの書類を求めているかを、先に聞いておくと二度手間を防げます。領収書の出し方はAmazonの領収書の出し方で説明しています。
個人事業主の場合、確定申告で経費として計上する根拠になる書類が必要です。開業届の有無にかかわらず、事業のために買ったものは、あとで説明できるよう書類を保存しておきましょう。
法人の場合は、宛名が会社名になっているかも大切です。宛名の変更や指定ができるかは、Amazonのヘルプで確認してください。
納品書はインボイスとして扱われるか
納品書という名前の書類が、そのままインボイス(適格請求書)になるとは限りません。適格請求書として認められるには、法令で決まった項目が載っている必要があるためです。
たとえば、発行した事業者の登録番号や、適用される税率ごとの金額などの記載が求められます。項目の詳細は、国税庁のインボイス制度の案内で確認できます。
書類を受け取ったら、次の点を見てください。
- 発行した事業者の名称と登録番号が載っているか
- 取引の日付と内容が載っているか
- 税率ごとの金額や消費税額が載っているか
出品者から買った場合は、発行者がAmazonではなく出品者になることがあります。この場合、登録番号の有無も出品者ごとに違い得るため、書類の発行者を確認してください。
あなたの状況によって、影響の大きさは変わります。
| あなたの場合 | 考え方 |
|---|---|
| 免税事業者(消費税の申告をしていない) | 仕入税額控除を受ける立場ではないため、インボイスの有無が税額に直結しにくい |
| 課税事業者(消費税を申告している) | 仕入税額控除の要件に関わるため、書類の記載項目の確認が重要 |
| 判断がつかない | 税務署または税理士に確認する |
制度の詳細や自分への当てはめは、国税庁の案内と専門家への相談で確認するのが安全です。
困ったときの確認先と保管のコツ
書類まわりで迷ったときは、確認先を決めておくと早く解決します。一般的な分け方は次のとおりです。
| 困りごと | 確認先 |
|---|---|
| 書類の表示や取得方法 | Amazonのヘルプ「納品書について」、カスタマーサービス |
| 出品者発送の書類 | 出品者への連絡 |
| 納品書を同封しない希望 | 注文手続きの画面、Amazonのヘルプ、出品者への連絡 |
| インボイスの要件 | 国税庁の案内、税務署、税理士 |
| 経費にできるか | 税理士、税務署 |
また、保管の方法も決めておくと、申告の時期に慌てません。
- 書類を取得したら、日付順に電子で保存する
- 注文番号をファイル名に入れて探しやすくする
- 事業用と私用の買い物を分けて記録する
- 保存期間は、税理士や国税庁の案内で確認する
事業用と私用の買い物を同じアカウントで混ぜると、あとで仕分けが大変になります。事業用の購入が多いなら、納品書を注文履歴から印刷できるビジネスアカウントを使うことも選択肢です。
ビジネスアカウントでは、書類の扱いが通常のアカウントと異なります。自分に合うかは、必要な書類が取得できるかを基準に判断してください。
まとめ
通常のアカウントでは、Amazonが売る商品に納品書は原則入りません。入っていなくても、注文履歴から請求書を印刷できます。納品書そのものが要るなら、ビジネスアカウントの注文履歴から発送日から90日間印刷できます。ギフトで同封したくないときは、注文前に設定の有無を確認します。ギフト以外で入れないでほしいときも、注文画面やヘルプ、出品者への連絡で希望を伝えられるかを順に確認します。経理用は、注文履歴から請求書か納品書を印刷するのが基本です。
納品書がインボイスになるかは、名前ではなく記載項目で決まります。迷ったら、Amazonのヘルプ、国税庁の案内、税理士のいずれかで確認してください。