結論:先に新しい管理者を作り、そのあとで古い管理者を外す
Amazonビジネスの管理者を変えるときは、順番が大切です。今の管理者が新しい担当者に管理者権限を付けてから、元の管理者の権限を変更または削除します。
先に古い管理者を消すと、設定を変えられる人がいなくなるおそれがあります。この順番だけ守れば、大きな失敗は避けられます。
この記事では、変更の手順、削除の考え方、詰まりやすい点を説明します。料金の話は出てきませんが、管理者の変更自体で費用が必要かどうかは、公式の案内で確認してください。
| やりたいこと | 基本の考え方 |
|---|---|
| 管理者を交代したい | 新管理者を追加し、旧管理者の権限を外す |
| 管理者を削除したい | 別の管理者がいる状態で削除する |
| 管理者がログインできない | 問い合わせ窓口に相談する |
画面の名前や並びは、改善により変わることがあります。この記事の手順は流れの説明として読み、実際の画面の表示と照らして進めてください。
変更の前に決めておくこと(あなたの場合の分岐)
手順に入る前に、自分の状況を確認します。ここを決めておくと、途中で迷いません。
次の3つのどれに近いかで、進め方が変わります。
- ひとりで運営している個人事業主:管理者は自分だけのはずです。交代ではなく、アカウントの名義やメールアドレスの変更が目的ではないかを確認します。
- ひとり社長で、家族や外注の人に一部を任せたい:管理者は自分のまま、相手には管理者より権限の小さい役割を付ける方法もあります。
- 従業員がいる会社で、担当者が替わる:新担当者を管理者にして、旧担当者を外す流れです。
「管理者を変えたい」と思っていても、実際には「購買の承認をする人を変えたい」だけの場合があります。管理者の変更と、承認者の変更は別の操作です。
また、法人か個人事業主かで、登録情報が異なります。法人名義で登録しているなら、会社の情報を変える話か、担当者を変える話かを分けて考えてください。
事前に次の点をメモしておくと、作業が早く終わります。
- 今の管理者のログイン用メールアドレス
- 新しい管理者になる人のメールアドレス
- 旧管理者が持っている承認の設定や、登録済みの支払い方法
[要実演スクショ: ユーザー管理の画面(現在の管理者一覧)]
管理者を変更する手順
ここでは、一般的な流れを説明します。実際の画面の文言は異なる場合があります。
- 現在の管理者のアカウントで、Amazonビジネスにログインします。
- アカウントメニューから、ユーザーの管理に関する画面を開きます。
- 新しい管理者になる人を、ユーザーとして追加します。すでに登録済みなら、この手順は不要です。
- その人の権限(役割)を、管理者に変更します。
- 新管理者が自分のアカウントでログインできることを確認します。
- 元の管理者の権限を、管理者以外に変更するか、ユーザーから外します。
[要実演スクショ: ユーザーの追加画面]
[要実演スクショ: 権限(役割)の変更画面]
手順5の確認は省かないでください。新管理者がまだ招待を承認していなかったり、別のメールアドレスで登録していたりすると、権限が正しく付いていないことがあります。
新管理者でログインしたら、ユーザー管理の画面が開けるかを確かめます。開ければ、管理者として動けている目安になります。
手順6で旧管理者を外す前に、旧管理者が設定した内容も見直します。たとえば、承認の流れや支払い方法の登録が、その人に紐づいていないかを確認してください。
管理者を削除するときの考え方
「削除」は、権限を外すことと、ユーザー自体を外すことの2つに分かれます。目的に合わせて選びます。
| やりたいこと | 向いている操作 |
|---|---|
| 担当を外れるが、まだ購買はする | 管理者から一般のユーザー権限へ変更 |
| 会社をやめた・取引から外れた | ユーザーとして削除 |
| 自分のアカウントごと閉じたい | 管理者の削除ではなく、アカウント全体の扱いを確認 |
削除の前に、次の点を確認します。
- 他に管理者がいるか(いない場合は先に追加する)
- 削除する人の注文履歴・請求書で、保管が必要なものはないか
- その人に紐づく承認ルールや支払い設定がないか
特に2は大切です。会計や税務の書類として注文の記録を使う場合は、削除の前に必要な書類をダウンロードして、自社で保管しておきます。削除後の履歴の見え方は、アカウントの種類や設定で変わる可能性があるため、断定できません。
迷う場合は、すぐに削除せず、権限を下げた状態でしばらく様子を見る方法もあります。問題がないと確認できてから削除すれば、戻せない失敗を減らせます。
[要実演スクショ: ユーザーの削除確認画面]
管理者がログインできないときの対処
退職や連絡不通などで、管理者がログインできない場合は、自分で権限を変えられません。この場合の進め方を整理します。
- 登録時のメールアドレスが、今も受信できるか確認する
- パスワードの再設定を試す
- 受信できない、または再設定できない場合は、Amazonビジネスのカスタマーサービスに問い合わせる
3の問い合わせでは、本人確認や会社の確認のために、事業の情報を求められることがあります。どの書類が必要かは、状況によって異なります。事前に決めつけず、問い合わせ時の案内に従ってください。
予防策として、次のことをおすすめします。
- 管理者は、できれば2人にしておく
- ログイン用メールは、個人のアドレスではなく、会社で管理できるアドレスにする
- 担当者の交代時に、権限の引き継ぎを手順に入れておく
ひとり社長の場合は、自分のメールアドレスを使えなくなる事態に備えて、予備の連絡先を確認しておくと安心です。携帯電話の番号やメールが古いままになっていないかも、見直してください。
自宅住所を出したくない事情がある場合は、登録している住所や請求先の情報を確認します。管理者の変更とは別の話ですが、アカウント情報の見直しの機会に、あわせて点検できます。
従業員5〜30人の会社の総務・購買担当の方へ
人数が増えると、管理者の変更は「担当者の入れ替え」だけでなく、社内ルールの見直しにも関わります。次の点を意識すると、運用が安定します。
- 管理者は1人に固定しない:異動や休職に備え、2人以上にする
- 承認する人と管理者を分ける:購買の承認は別の役割に任せ、管理者は設定の変更に集中する
- 引き継ぎを記録する:誰が、いつ、どの権限を持ったかを社内の文書に残す
退職者が出る月は、権限の棚卸しも一緒に行うと安全です。ユーザー一覧を見て、すでに在籍していない人が残っていないか確認します。
次の表は、交代時の確認項目です。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 新管理者の確認 | ログインして管理画面が開けるか |
| 旧管理者の処理 | 権限変更か削除かを決める |
| 承認の流れ | 旧管理者が承認者だった場合の代わりを決める |
| 書類の保管 | 必要な請求書や履歴を保存する |
小さな会社でも、この表を一度作っておくと、次の交代がずっと楽になります。
詰まりやすいポイントと予防
最後に、管理者の変更でよくある失敗をまとめます。
- 先に旧管理者を外してしまう:新管理者の権限が確認できていないと、設定を変える人がいなくなります。
- 招待の承認を忘れる:新管理者が招待メールを開いていないと、権限が反映されないことがあります。
- メールアドレスの打ち間違い:別の人に招待が届くおそれがあります。送信前に必ず見直してください。
- 書類を保存せずに削除する:会計に使う請求書や注文履歴は、削除の前に保存しておきます。
作業の流れをもう一度まとめます。
- 自分の状況(個人か法人か、交代か削除か)を決める
- 新管理者を追加し、管理者権限を付ける
- 新管理者でログインして、権限を確認する
- 必要な書類を保存する
- 旧管理者の権限を変更、または削除する
このとおりに進めれば、通常は短時間で終わる作業です。画面の表示が記事と違う場合は、公式サイトの案内を優先してください。
管理者の変更は、頻繁に行う作業ではありません。そのぶん、やり方を忘れやすいので、手順と担当者を社内メモや自分用のメモに残しておくことをおすすめします。
公式の案内は、Amazonビジネスの公式サイトから確認できます(確認日:2026-10-30)。料金や条件など、状況によって変わる点は、手続きの前に公式の最新情報で確かめてください。