結論:配送指示は立場ごとに入口が違い、住所単位で設定する
Amazonビジネスでは「配送指示」で、営業時間や置き配などの配送の指示を設定できます。設定できるのは、アカウント管理者、グループ管理者、購買依頼者の3つの立場です。
どの立場でも、まず「どの住所に、どの指示を出すか」を決めることが出発点になります。営業時間・休業日・置き配場所を先に書き出しておくと、画面での入力が早く済みます。
この記事は、公式ヘルプに書かれている内容だけをもとにしています。公式ヘルプに記載のない動作や条件については触れません。
なお、法人アカウントと個人アカウントの違いが気になる場合は、Amazonビジネスと個人アカウントの違いも合わせてご覧ください。
設定前に知っておく適用範囲と優先ルール
配送指示は、Amazon.co.jpが発送する商品に適用されます。さらに、一部の設定はAMZLが配送する商品のみが対象です。
つまり、設定したからといって、すべての荷物が指示どおりに届くとは言い切れません。出品者が発送する商品などは対象外になる場合があるため、過信しないことが大切です。
住所ごとと場所ごとの2種類
アカウント管理者は、次の2つの単位で配送指示を設定できます。
| 種類 | 対象 | 使いどころ |
|---|---|---|
| 住所の配送指示 | 個々の配送先住所 | 拠点ごとに営業時間が違う場合 |
| 場所の配送指示 | ビルやキャンパスなどの場所 | 同じ建物に複数の配送先がある場合 |
食い違ったときの優先順位
住所の配送指示と場所の配送指示が異なる場合は、住所の配送指示が優先されます。住所に配送指示がなければ、場所の配送指示が使われます。
例えば、ビル全体の受付時間は平日9時〜17時でも、特定の部署だけ別の受け取り方をしたいなら、その住所に個別に設定します。
場所の指示を変えると影響が広い
場所の配送指示を更新すると、その場所に配送する組織内の全グループに反映されます。ほかのグループにも影響するため、変更前に関係する部署へ共有しておくと安心です。
設定できる項目
設定できる項目は次の4つです。入力の前に、自社の状況をこの表で整理しておくとよいでしょう。
| 項目 | 内容 | 事前に決めておくこと |
|---|---|---|
| 配送可能曜日・時間 | 受け取れる曜日と時間帯 | 営業日と受付時間 |
| その他の配送指示 | 置き配を含む配送の指示 | 置き場所、受付の有無 |
| 祝日の配送設定 | 祝日に配送を受けるか | 祝日の営業方針 |
| カスタム休日 | 休業日を指定し、営業再開日に受け取る | 休業の期間と再開日 |
カスタム休日は、夏季休業や年末年始、棚卸しなど、通常の曜日設定では表せない休みに向いています。休業日を指定すると、営業再開日に受け取る形になります。
置き配については、置き場所を具体的に書くかどうかを社内で決めておきましょう。建物の入口や受付など、第三者が迷わない表現にしておくのが無難です。
立場別の設定手順
自分がどの立場かで、画面の入り口が変わります。権限がわからない場合は、社内のアカウント管理者に確認してください。
グループ管理者の場合
グループ管理者は、管理するグループの共通の配送先に配送指示を設定できます。1件ずつ設定する場合の手順は次のとおりです。
- 「設定」を開く
- 「住所と配送指示」を選ぶ
- 設定したい住所を特定する
- 「住所と配送指示の編集」を選び、配送指示を入力する
[要実演スクショ: 住所と配送指示の編集画面]
複数の住所へ同じ内容をまとめて設定する場合は、次の手順です。
- 「住所と配送指示」の画面で、対象の住所にチェックを入れる
- 右上の「アクション」を選ぶ
- 「選択した住所に対して配送指示の編集」を選ぶ
- 営業時間などを入力する
[要実演スクショ: 複数住所を選択したアクション画面]
拠点が多い会社では、複数選択を使うと入力の手間を減らせます。
購買依頼者の場合
購買依頼者は、個別の配送先に配送指示を設定できます。既存の住所を編集する手順は次のとおりです。
- 「アカウントサービス」を開く
- 「配送先住所」を選ぶ
- 該当の住所で「住所と配送指示の編集」を選ぶ
- 配送指示を入力して保存する
新しい配送先を登録する場合は、「住所を追加」を選び、続けて「配送指示を追加」から入力します。
[要実演スクショ: 住所を追加と配送指示を追加の画面]
アカウント管理者の場合
アカウント管理者は、住所ごとと場所ごとの両方で設定できます。組織全体の方針を決める立場なので、場所の配送指示を変える際は、先述のとおり全グループへ反映される点を念頭に置いてください。
総務が決めておくと迷わないこと
画面を開く前に、次の点を社内で決めておくと設定がスムーズです。
- 受け取れる曜日と時間帯(拠点ごとに異なるか)
- 祝日に受け取るかどうか
- 置き配を認めるか、認める場合の置き場所
- 年間の休業日と、営業再開日
- 設定を担当する人と、変更時の連絡先
特に休業日は、決まった時点でカスタム休日に入れておくと、休み明けにまとめて受け取る運用にできます。
見積書や請求書まわりの書類を整えたい場合は、Amazonビジネスの見積書の発行方法も参考にしてください。
設定後の見直しのポイント
設定したあとも、拠点の移転や営業時間の変更があれば更新が必要です。年に一度、休業日の入力と合わせて、配送指示全体を見直す習慣をつけるとよいでしょう。
また、住所の配送指示は場所の配送指示より優先されます。思ったとおりに反映されないときは、住所側に別の指示が残っていないかを確認してください。
AMZLが配送する商品のみ有効な設定もあるため、すべての荷物に効くとは限りません。置き配場所など重要な指示は、届いた荷物の状況を見ながら表現を調整していくのが現実的です。
最新の画面名や項目は変更されることがあります。設定前に、公式ヘルプで内容を確認してください。(確認日:2026-10-12)