結論:振込先は請求書で確認し、支払いは銀行振込で行う
Amazonビジネスの請求書払いの振込先は、Amazonビジネスの請求書、または請求書情報ページの「振込先口座情報」で確認します。支払い方法は銀行振込(窓口・ATM・ネットバンキング)です。
請求書払いの残高にクレジットカードは使えません。カードで払いたい場合は、請求書払いとは別の話になります。
この記事は、請求書払いを使い始めた経理担当の方が迷いやすい4点を扱います。振込先と名義、支払通知書、入金の充当、返金です。内容は2026年10月12日時点の公式ヘルプに基づきます。
公式に書かれていないことは、この記事でも断定しません。
振込先口座の確認方法と、口座名の入力
振込先は、次のどちらかで確認します。
- 発行された Amazonビジネスの請求書を開き、振込先の記載を確認する
- 設定から請求書情報のページを開き、「振込先口座情報」を確認する
振込のときに口座名が自動で表示されない場合があります。その場合は「アマゾンジヤパン( ド」と入力します。カッコや空白の位置も含めて、この表記のとおりに入れてください。
正式名称は「アマゾンジャパン合同会社」です。ネットバンキングによっては、入力できる文字の種類や長さに制限があります。その場合も、まず上の表記で入力できるかを試すのが確実です。
[要実演スクショ: 請求書情報ページの振込先口座情報の画面]
あなたの場合:誰が振り込むか
個人事業主でひとりで経理も行うなら、請求書を見ながら自分で振り込めば足ります。従業員がいて担当が分かれる場合は、請求書の確認者と振込の実行者が同じ情報を見られるようにしておくと、振込先の取り違えを防げます。
個人利用と法人利用の違いを整理したい方は、Amazonビジネスと個人アカウントの違いも参考にしてください。
支払期日と、期日の数え方
支払期日は、請求書に別段の定めがない限り、次の請求期間の終了時です。期日が銀行休業日にあたる場合は、請求期間の最終営業日までに支払います。
つまり、請求書に特別な記載があればそちらが優先されます。まず請求書の記載を読み、記載がなければ上の原則で考えてください。
支払いが遅れたり、情報が足りず誤って適用されたりすると、利用限度額が低くなることがあると公式ヘルプに書かれています。期日の管理は、単なる事務ミスの問題にとどまりません。
期日の確認手順は次のとおりです。
- 請求書を開き、支払期日や支払条件の記載を探す
- 記載がなければ、請求期間の終了時を期日として扱う
- 期日が銀行休業日なら、請求期間の最終営業日を期日として扱う
- 振込が着金するまでの日数は、利用する銀行のルールで確認する
なお、見積書が必要な場面もあります。発行の流れはAmazonビジネスの見積書の発行方法で解説しています。
振込手数料は誰が負担するのか
振込手数料の負担者について、公式ヘルプに明確な記載は確認できていません。そのため、この記事では「どちらが負担する」とは断定しません。
確認できるのは、返金のときに銀行の振込手数料等が返金額から差し引かれる、という点です。支払い側の手数料については、次の観点で確認してください。
| 確認すること | 見る場所 |
|---|---|
| 自社の取引銀行の振込手数料 | 銀行の料金表・ネットバンキング画面 |
| 請求書に手数料に関する記載があるか | 発行された請求書 |
| 送金額を請求額ぴったりにするか | 請求書の金額と自社の経理ルール |
送金額が請求額と合わないと、支払いの特定や充当がしにくくなるおそれがあります。手数料の扱いを決めたら、毎回同じ方法で振り込むと、後の突合が楽になります。
支払通知書を送る手順
どの請求書への支払いか特定できないと、最も古い未払い請求書に適用される場合があると公式ヘルプに書かれています。意図した請求書に充てたいときは、支払通知書を送ります。
送り先は jp-ar-businessworkbench@email.amazon.com です。手順は次のとおりです。
- お客様番号を用意する
- 送金日を確認する
- 各請求書番号ごとの送金額を整理する
- メール本文に、これらの情報と請求書番号だけを書いて送る
- 請求書が5件を超える場合は、ファイルにまとめて送る
書くのは、お客様番号、送金日、各請求書番号の送金額、請求書番号に絞ります。それ以外の情報は載せず、簡潔にまとめてください。
情報が不足すると、支払いの遅延、誤った適用、利用限度額の低減が起こりうるとされています。複数の請求書をまとめて1回で振り込む場合は、とくに送っておくと安心です。
あなたの場合:件数が少ないとき
請求書が1件で、金額ぴったりを振り込むなら、特定に迷う余地は小さいでしょう。複数の請求書をまとめて払う、一部だけ払う、といった場合に、支払通知書の価値が高まります。
未処理金額・クレジットメモを支払いに充当する
過払いや返品などで未処理金額やクレジットメモが残っている場合は、次の請求の支払いに充当できます。操作は管理画面から行います。
- 設定を開く
- 「支払い方法と配送先住所の設定」を選ぶ
- 「請求書情報」を開く
- 「未処理金額を支払いに充当する」を選ぶ
- 対象を選んで確定する
一度に充当できるのは最大100件です。100件を超える場合は、複数回に分けて操作します。
[要実演スクショ: 「未処理金額を支払いに充当する」の画面]
入金済み未処理金額を返金してもらう手順
充当せず、銀行口座へ戻したい場合は返金を依頼できます。依頼できるのは管理者です。
- 設定から請求書情報を開く
- 「入金済み未処理金額」の「返金を依頼する」を選ぶ
- 返金したい金額を選ぶ
- 「依頼する」を押す
依頼すると、全管理者に確認メールが届きます。誰かが勝手に依頼していないかを、管理者全員が確認できる仕組みです。
[要実演スクショ: 「返金を依頼する」の画面]
返金で知っておく点
返金には次の条件と注意があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 一部返金 | できない |
| 反映までの日数 | 5〜10営業日 |
| 初めて使う口座 | さらに3〜5営業日 |
| 返金口座の確認 | 「買掛管理者の設定」で確認 |
| 手数料 | 銀行の振込手数料等は返金額から差し引かれる |
返金先は、自社と関係のない第三者を支払先にしてはいけません。返金口座は事前に「買掛管理者の設定」で確かめておくと、依頼後に慌てずに済みます。
一部返金ができないため、「一部は返金、残りは次回の支払いに回す」という使い分けを考えているなら、先に充当を済ませてから返金を依頼する順序を検討してください。この順序が実際に可能かは、画面で金額の選択肢を確認してから判断してください。
迷ったときの確認チェックリスト
最後に、運用前に確認しておく点をまとめます。
- 振込先は、請求書または請求書情報ページの最新の記載か
- 口座名が自動表示されないとき、「アマゾンジヤパン( ド」と入力できるか
- 請求書払いの残高をカードで払おうとしていないか
- 期日は、請求書の記載、なければ次の請求期間の終了時で数えているか
- 複数の請求書にまたがる振込では、支払通知書を送ったか
- 未処理金額は、充当するか返金するかを決めたか
- 返金口座は、買掛管理者の設定で確認したか
この表のうち、公式ヘルプに書かれていない部分(たとえば支払い側の手数料負担)は、請求書の記載や契約条件、Amazonビジネスの案内で確認してください。
運用を始めたばかりの時期は、毎回の振込を手探りで進めがちです。上の流れを社内のメモにしておくと、担当が替わっても同じ手順で処理できます。